電装系パーツ特集

意外と見た目大丈夫だと思ってそのままの電装系ですが、発売当時からのものだと相当痛んでいると思われます。
ワイヤーの被服や保護カバーなどは経年劣化で硬化してきます。あちこちから水分がしみこんで、被服の中で錆が発生し、あるとき突然断線、なんてこともあります。Z2を購入した頃、夜中の走行中に突然電気系統がすべて消えて止まったことがあります。もぞもぞとハンドルとかを動かしているとメーターランプが付いてエンジンがかかりました。明るくなってテスターで調べたら、ちょうどフレームのヘッドのところの一本の線が中で断線していました。見た目だけだと断線に気づきませんでしたね。

アメリカから逆輸入されてきた、ぼろぼろのZ1をとりあえず乗れるように再生して乗っていたのですが、ツーリングの途中、突然低速走行ができなくなり、エンジンをふかしていないと走らない状況になりました。ライトをつけると失速したり。これはジェネレータのコイルが断線していたみたいで、発電容量が低下し、バッテリーが少なくなると低回転でエンジンが止まってしまいました。

あと良く言われているのが、バッテリーの過充電ですね。これはレギュレータの性能が悪いのか充電しすぎてバッテリー液が蒸発したり、寿命が縮まったりなどありました。最近はしっかりした社外製のレギュレータが安く手に入るので、それに変えるのがいいんでしょうね。
所有していたZ1には最初から何のバイク用だか分からないICレギュレータが付いていました。端子の数と形的にはCBX400のものと似ていましたね。多分、この辺のものが応急的には使えるのではないかなと思います。

あとハイテンションコードなども気をつけたいですね。プラグキャップをねじ込むところなど、結構錆びている場合があります。イグニッションコイルは、ゼファー400などの系統のものが使えます。ネジ穴ピッチが異なるので、片方のネジがそのままではフレームに固定できません。でもハイテンションコードが付け替えられるので、とても良いですね。

電装系はエンジンほどお金をかけなくて交換できるので、是非新しいものにしたいですね。楽しいツーリングにするためにも。