貧乏ライダーのお勧めツール パイロットベアリングプーラー

パイロットベアリングプーラー
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空冷Zは基本的にボールタイプのステムベアリングが使われていますが、結構がたが起きやすいと言われており、テーパータイプのステムベアリングに交換することが推奨されています。ハンドルを左右に動かして、段付きや動きの渋さを感じたら、ステムベアリング及びシートを交換しましょう。

さて、ボールタイプの場合だと、ベアリングシート(ステムの中に押し込まれているベアリングボールの受け皿)は、太いマイナスドライバーなどで反対側から叩いてやれば結構簡単に外れます。しかし、テーパータイプの場合、シートの幅が狭く、ドライバー先がうまく引っかかってくれません(GPZ900Rの場合です。空冷Zは未確認)。

そこで探したのがこの「パイロットベアリングプーラー」というツール。値段も安いですね。しかし、対応する直径が38mmまでです。GPZ900Rの場合、上側はぎりぎりのサイズですが、下側は40mm以上あり、対応サイズがオーバーしています。それはさておき、ともかく購入して使ってみますと、サイズ以前に爪の引っ掛かりが甘く、まったく抜くことができません。

そこで、爪の部分を写真のようにグラインダーで鋭角に削り、ステムに装着し、がっちり締めた(広げた?)ところ、無事、上下ともベアリングシートを抜き出すことができました。あまり削りすぎると爪が折れちゃう可能性があるので、気をつけてください。(加工はあくまでも自己責任の上で行ってください。)

このツールは、ハブベアリングの交換にも使えるようですので、一家に1つ、置いておきたいツールではないでしょうか。


PMC/ステムヘッド用テーパーベアリング
PMC/ステムヘッド用テーパーベアリング Z1
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